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■初対面の人には、自分の弱みを見せて主導権を握ろういまは亡きお笑い界のある大物は、ある人とはじめてあった時に、いきなり「ボクの母親は売春やどのおかみだった」といったといいます。 ほんとうはそうではなかったらしいが、ここでは真偽を問題にしているわけではありません。 ふつうの人の感覚では、母親が売春宿のおかみだったことは、積極的に口外しないはず。 ところがそのお笑い芸人は、それを積極的にさらして、人と人との付き合い、やり取りの主導権を握ろうとしたようです。 この例に限らず、テクニックとしてハッタリをきかせる人は、けっしてめずらしくありません。 たとえば、大学に入学したての頃、友達として知り合った相手に、「ボクの父は事業に行き詰った挙句に、取り込み詐欺をして服役中なんだよ」と打ち明けると、相手はそういう身内の問題を打ち明けてくれたと感激するか、恐れを抱くかのどちらかだろう。 いずれにせよ、相手は一目置いてくれるので、その後の付き合いにおいて優位に立てるだろう。 コンプレックスやマイナス面もそうですが、隠そうとせず、どんどんだしていったほうがいい。 マイナス転じて人間関係で優位に立ったり、友達を作ったりするうえで、武器に使えるからです。 |
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