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人を殺すも活かすもあなたの一言で左右できる




言葉は言霊(ことだま)といわれるように、魔物であります。
人を殺すも活かすもあなたの一言で左右できるものです。


言い方一つで、ものごとが良い方へも、悪い方へも転がり、言葉一つで天国から地獄へまっしぐら、ということもあります。

得てしてインテリや教養がある人ほど、人に何かを伝えようとするときに、言葉を尽くして説得しようと試みますが、人は他人の話をそんなにじっくとは聞きたがらないし、だいたいのことが理解できればそれで良いぐらいにしか考えていないものです。

人間が納得するのは、論理的に説明して理屈とかスジが通っているから納得するのではなく、感覚的かつ情緒的に納得するものです。

だから、言葉を尽くして説得しようとしても、「よくもまぁ、あれだけ理屈をこねるものだ」とか、「知ったかぶりして自慢したいだけなのだろう」ぐらいにしか、受け止めていないものです。

言葉は単純でシンプルなほど説得力があります。

お笑いのギャグなどで、「でも、そんなの関係ねえ」とか、「・・・・グー」など、単純なほど、人の気持ちは伝わるものです。


かつて横綱貴乃花がケガをおして優勝したとき、小泉首相が土俵上で賜杯を渡しながら、「よくがんばった、感動した、おめでとう」とスピーチをして、国技館の観客から喝采を受け、茶の間の相撲ファンを感動させましたね。

およそ政治家に似つかわしくないような動詞だけの単純極まりのない祝福のフレーズでありますが、シンプルさゆえに人を感動させたのです。

あれを政治家らしく、「貴乃花殿。貴殿においては、ケガをしているにもかかわらず、・・・・・」などと、表彰状でも読むような言葉だと、果たしてあれだけ感動したでしようか。

単純な言葉ほど力が強く、しかも、それを繰り返せば、人々を容易に酔わせ、洗脳することができます。

宗教家などは、よく単純な言葉で人を洗脳しようとしますが、まさに当を得ていますね。これによって何人の人が資産を巻き上げられたことでしょう。

こういった手合いがいるのも事実ですので、意識的に単純なフレーズを連発する人や、それが身に付いている人には、気をつけてください。





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