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■人は大義名分があれば、気持ちに踏ん切りがつく人は迷っているとき、後ろから背中を叩くように、大義名分を与えてやれば、実行に踏み切ることができるものです。 たとえば、女性が高価な宝石を買おうかやめようかとデパートの宝石売り場の前で迷っているとき、「この真珠は日本でも希少価値があるブルー真珠であり、ご主人様の会社の創立記念パーティーにでもつければ、一段とパーティーが華やかになることは請け合いですよ。 ご主人も鼻が高く、あなたもピッタリとお似合いですよ。」と宝石店のマネージャーにでも言われると、「そりゃそうだ。これぐらいのものを身につけていないと主人に恥をかかせることになるから、当然持っていないとダメだ。」と思うようになるものです。 大義名分が立つから、買おうか買うまいかと迷っていた気持ちに踏ん切りがつくのです。 マネージャーはまんまと成功したわけですが、この大義名分の原理は、いろいろな場面で応用できます。 たとえば、人妻が落ちそうで落ちない、あと一歩というとき、「きみはご主人と子どものために、今までしっかり頑張ってきたじゃないか。 少しは良い思いをしても良いんじゃないか。 頑張ってきたキミ自身にご褒美のつもりで、楽しもうよ。キミへのご褒美だ。」といってダメ押しすれば、「わたしへのご褒美」」という大義名分が立つので、彼女がスンナリとホテルへ着いてくる確率はぐんと高くなるというものだ。 じっさい、人は自分自身で何らかの大義名分を立てることで、何かを決心し、行動に移すことはよくあります。 |
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