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■褒めるところがない人は内面を褒めて陥落させよう
誰に対しても、相手が喜ぶようにほめるには、内面をほめると良い。
たとえば、人並みに明るい人に対しは、「Aさん、明るいですねぇ。
それがいいなぁ。Aさんといると、なんだかこっちまで楽しくなるよ」と、ほめることができます。
似たようなことでは「とてもやさしいですね」
「頑張り屋でしょう」
「面倒見がいい人なんでしょう」
「繊細な人なんですね」
「謙虚な人なんですね」
「礼儀正しいし、ハキハキしていますね」
など、ほめるポイントはいくらでもあるものです。
ほめたポイントが多少ずれていても、内面というものは抽象的なものだから、ほめられた相手は悪い気はしないものです。
それに、人間の性格や気質はたいてい二面性があるものです。
やさしい人が怖い面を持っているし、穏やかな人が怒りだすと手が付けられないこともあります。
だから、本人が否定しても、引かずにほめ通すのが良いのです。
たとえば、「やさしいんですね」と、ほめて、相手が、「私、少しもやさしくなんかないですよ。氷のような冷たい女です」と、否定しても、「そんなふうには見えません。ぼくには、やさしい人に映るけどなぁ」などと、言っておけば大丈夫です。
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