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他人から好意を持ってもらう基本は褒めることがすべて




言葉で人をたらす、その要諦は、ほめることであります。


基本的なこととして、ほめられて不愉快に思ったり、相手に反発や敵意を抱くという人はいない。

まず、そのことをおさえておきたい。  

人は、ほめてくれた相手に好意をもちます。

逆に、ほめてくれた相手に好意をもたないでいるのは至難のワザです。

感情の動物である人間の切ない欲求は、他者から
 「認めてもらいたい」
 「受け入れてもらいたい」
 「正しく評価してもらいたい」
 ことです。

そのため、多くの人が他者からのほめ言葉を期待しているのです。

どんなに人格が高潔な人であっても、人からほめられたいという欲求から逃れることはできないのです。

フランス革命の英雄、ナポレオンはお世辞嫌いで有名でしたが、それでも「陛下はお世辞がお嫌いで」といわれると、ほおがゆるんだといいます。

お世辞嫌いを逆手にとった、見事なほめ言葉です。

ですから、人づきあいにおいて、この弱点ともいえる致命的な欲求をつかない手はないというのに、日本人は他者をほめることはあまりしません。

アメリカ人なんか、それはスゴイ。
人と会って話をするのはほめるためかと錯覚するくらい、ほめるようです。
ほめて、ほめ倒す。ほめられれば、人は、ほめてくれた相手に好意を持つものです。

それが人たらしの基本であり、第一歩です。




人は褒め言葉で好意を寄せる
人を褒めることで調略できる
実体のない褒め言葉でも実体以上の力を持つ
相手を褒めれば必ず好意を持たれる
犬だって褒めれば嬉しいから尻尾を振ってくる
「さすが」「すごい」の連発は、相手の虚栄心を満足させる
褒められ慣れている人は、けなして褒めよう
褒めるところがない人は内面を褒めて陥落させよう
相手の欠点を長所だと褒めれば心が奪える
満面の笑顔は人を取り込む最高の武器
会ったときより別れ際のあいさつのほうが強く印象に残る
他人から好意を持ってもらう基本は褒めることがすべて
「褒める」のも「叱る」のも心に響くタイミングが大切
褒め方の苦手な初級者は抽象的なことから褒めてみよう
相手の自尊心をくすぐるところをズバリ褒めてあげよう
褒められ慣れている人には激アツの褒め方をしよう
他人と比較したような褒めかたは下の下
相手の性格や人間性は褒めたときのリアクションで分かる
初対面で相手の名前を呼べば、たちまち親近感が生まれる
「でも」「しかし」を言いたくなったら「なるほど」と言おう
人の話を気分よく聞いてあげたら相手は勝手に感謝する
相手の欲するところを褒めれば、相手の心は落ちる
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