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■相手の欲するところを褒めれば、相手の心は落ちる専業主婦だった女性が、中高年になってから急にパートに働きに出ることがあります。「子どもが手を離れたから」「家計の足しに」「好きに使えるお金が欲しい」など動機はさまざまですが、その一つに「誰かに認められたいから」というものがあります。 家庭では、夫や子ども相手に家事をしていても、誰からも褒めてもらえません。 ところが、働きに出ると、お客さんから「ありがとう」といってもらえるし、店長に頼まれて残業を手伝うと「助かるよ」と感謝されます。その言葉がうれしくて働いているというのです。 このように「人から認められたい」という承認欲求は、誰にでもあるものです。サラリーマンが毎日、満員電車に揺られて会社に通うのも、お金を稼ぐことと同時に、「仕事で認められたい」という欲求が支えになっているはずです。 また、出世を諦めたサラリーマンが趣味に励みはじめるのも、やはり何かで人から認められたいという欲求がひそんでいることが多く、仕事で褒められない代償を趣味に求めているわけです。 このような心理をたくみにつけば、女性を口説くのも、そうむずかしい話ではありません。たとえば、合コンで気に入った女の子がいたら、会話のなかに褒め言葉を折り込んでいくのです。 「キミつて気がきくね」 「服の趣味がいいね」 「目がキレイだね」 と、彼女を評価するような言葉をタイムリーに投げかけますと、認められたことで、彼女が好意をもってくれる可能性はぐんと高くなるはずです。 |
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