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■吊り橋効果で相手の恋愛感情を高めて落とそう人が恋に陥りやすいシチュエーションが、心理実験によって確認されている。 ダットンとアロンが行なった有名な実験で、橋を渡ってくる男性に対して、美人の女性がアンケートを頼むというものです。 アンケートに答えてもらったあと、女性は男性に対して、「さらにくわしく聞きたいので、あとで電話をしてほしい」と自分の電話番号を渡します。その後、男性がこの女性に電話をかけてくるかどうかを調べたものです。 実験の舞台となる橋は二種類あり、ひとつは川からの高さが数十メートルもあり、風が吹くとグラグラ揺れる吊り橋で、もうひとつは、小川から1メートル上ぐらいにかけられた、丈夫な橋ということです。 実験の結果は、グラグラ揺れる吊り橋の上でアンケートに答えた男性のほうが、より多く電話をかけてきたということです。 これは、吊り橋の上という危険な場所で女性と出会ったことが、男性の心に次のような作用をもたらしたためと考えられています。 グラグラ揺れる吊り橋を渡るとき、男性の心身はかなり緊張し、心臓の鼓動も、普段より激しくなっています。 いっぽう、恋をしたときには、好きな人の前で胸が高鳴るため、被験者たちは、吊り橋の上で女性と会ったとき、自分の鼓動が目の前の女性に恋をしたドキドキだと、錯覚してしまったのです。 ようするに、人は、生理的に興奮したり、心臓の鼓動が激しいとき、それを恋によるトキメキだと思いこみやすいということです。 さらに、心臓の激しい鼓動は、性的興奮にもつながります。 別の心理学者の実験によると、運動をしたあとポルノ映画を見ると、性的興奮が普段よりも高まりやすいことが確認されています。 はじめは、ただのテニス仲間やスキー仲間だった二人が、いつの間にか恋人関係になったというのは、よくある話です。 これも、趣味が合うといったこと以外に、スポーツをして体が興奮したため、恋心や性的興奮が生まれやすいこともあるためといえます。 具体的なテクニックとしては、ジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に入るなど、一緒に怖い体験をすること。また、より激しいスポーツをすることで、相手の恋心や性的興奮を呼び起こすことができるというわけです。 |
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