|
■反応の悪い人は、二者択一で約束させる★「イエス」か「ノー」かがはっきりしない人には、二者択一を迫るしかありません。 こちらがせっかく誘いをかけても、どっちつかずの反応を見せる相手は、この方法で誘導するに限ります。 たとえば、会社の中では気のある素振りを見せるのに、デートの誘いにはあいまいな返事をする女性。「食事しよう」と誘えば「今度ね」、「映画に行こう」と言うと「今見たいものやってない」といった調子ではぐらかします。 しかしこれは、女性に問題があるのではなく、誘い方がまずいのです。相手のイエスを引き出したいのなら、相手がイエスと言うように仕向けるべきです。そのためには、質問を工夫して二者択一で答えを求め、承諾させるやり方が有効です。 ★ポイントは、デートすることを前提として考えることです。 すでに相手がデートを承諾したと仮定し、そのうえでの質問だと思えばいいのです。だから当然、「誘う」形にはしない。もちろん、そんな素振りは見せず、いつもの会話の延長のようにして問いかけます。 二人で飲みたいなら、 「ワインバーと焼酎のうまい居酒屋とどっちが好き?」 といった質問をすることです。食事なら、「フレンチとイタリアン」など、なんでもいい。相手が好きそうなものを、とにかく二つ並べ、どちらが好きかとたずねます。 もし「焼酎が大好き」といった答えが返ってきたら、すかさず攻めます。間髪をいれずに、 「じゃあ、おいしい店を知っているから、そこに行こう」 と、すでに決定済みのような顔をして切り返します。 相手は自分で答えを選んだのだから、断りにくい。自発的に意思表示をしたのだから、OKするしかないという心理になります。 とにかく、デートに引っ張り出すことに成功するわけです。 たとえ、相手がこちらのやり方を多少ずるいと感じたところで、承諾させればこちらのもので、それに、多少なりともその気があれば、「おみごと」と内心では思うに違いありません。 ★二者択一法は、女性を誘うときだけでなく、仕事でも有効です。 客を口説き落としたいなら、相手のイエスの返事を念頭にした質問を投げかけます。 「お使いになるとしたら、カラープリンターですか、モノクロで間に合いますか?」 「お乗りになるとしたら普通車ですが、RV車がお好みですか?」 といった問いかけをすればいいでしょう。 客が迷っていたり、拒否はしないが積極的に出てこないというとき、この方法なら相手の心を開くことができます。 具体例を示して意思表示させ、「イエス」をもらったふりを装って、先の話に持ち込むといいでしょう。 |
|
||||||||||||||||||||||||||
Copyright(c)2015 ワルから学ぶ言葉の裏に隠されたブラック心理 all rights reserved. |