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■借金したことを忘れさせないテクニック人に金を貸すなら、あげるくらいのつもりで、とよく言われます。たしかに、貸さなくて済むなら、金は貸さないにこしたことはありません。しかし、あえて少額の金を貸し、恩を売るテクニックを知っているだろうか。 ただし、確実に返済させるように仕組んでおくことは必要です。うるさく取り立て保すると、関係に悪影響を与えるので、金を貸す時点で対処しておく必要があります。 借金をする人間は、少額の場合、案外簡単に借りたこと自体を忘れるものです。百万円なら覚えていても、一万円では「つい、うっかり忘れていた」となり、その点、貸したほうはしっかり覚えているから、もめやすいです。 ★だから、「ちょっと一万円だけ、給料日まで」などと同僚に頼まれたら、相手の記憶に強く刻み込む策を取ります。その場で、言われるままに金を貸したのでは、相手が忘れる確率が高いです。 喫茶店などに足を運び、特別の場を設定する。相手が初めて訪れる、印象に残りやすい店がいい。頼むのは、いつも口にするコーヒーや紅茶ではなく、何か別のもの、たとえば、トマトジュースなど、やはり印象に残りやすいものを選びます。 こうしておけば、借金という行為が、いつもと違う強い印象とともに相手の記憶に残り、忘れられなくなるという計算です。 人間の記憶の構造は、三段階に分けられるといわれます。「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」の三つですが、覚えたらわすれられないのが、「長期記憶」です。 借金は長期記憶にならないと返ってきません。ところが、人間というのは、都合の悪いことは忘れる構造になっているから、短期記憶にとどまってしまため、何かとトラブルの元になるのです。 そこで、インパクトのある印象とともに、相手に「長期記憶」をしてもらうわけです。 ★借金をしたことを相手に思い出させる手がかりとして、見知らぬ場所でいつもと違う行動をし、強く印象に残るように仕向けるのです。 また、万一、約束の時期がきても返してこなければ、再び、その喫茶店に連れて行き、トマトジュースを頼むなど、金を貸したときと同じ行動を繰り返し、思い出すよう促すことができます。 もうひとつ、人間の記憶は、その出来事から寝るまでの時間が短いほど忘れにくいという構造になっていますので、金を貸すなら、昼間ではなく、夜のほうがいいともいえます。 |
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