コンテンツ

仕事を断るときには、「あの人のほうが得意」と教える


仕事のできる有能な人間ほど、何でもかんでも仕事を抱え込んだりはしません。
とくに、多忙を極めるスケジュールなのに、上司が急な仕事を指示してきたときなどです。自分の普段の業務とさほど深いかかわりのない内容なら、その仕事にふさわしい人材として同僚を推薦すれば、波風立てることなく自分の仕事を減らせます。

誰もが納得するように表面を取り繕いながら、自分に都合のいい結果を引き出すのが賢い方法です。



★同僚を推薦するためには、自分では力不足だと謙遜するといい。ただし、決して「できない」と言ってはダメです。それでは無能だと言っているようなものです。

たとえば、
「取引先への質問書や確認書のような、ビジネス文書の入力は得意ですが、図形が入った細かいパソコン作業は、○○さんのほうがきれいに見やすく作れます」
といった具合に、話を持っていくのです。

自分に得意分野があることを明確に示した上で、その仕事については同僚に任せたほうがいいと上司に勧めます。

手配から支払いまで、細かい気遣いの必要な取引先の接待にしても、
「その会社なら、担当者の付き合いは先輩の○○さんのほうが古くて、好みなども詳しくご存知のはずです。私が務めさせていただいてもいいのですが、○○さんのほうが、よりご満足いただけるのではないですか」
といった逃げ方もできます。

推薦を受けた相手の同僚は、面倒だと思いながらも、承諾するでしょう。形の上ではほめているから、恨みに思うこともないし、押し付けられたとは感じにくいです。

言うまでもありませんが、これが使えるのは、自分にとって重要度の低い仕事だけです。会社での評価にかかわるような内容の場合、同僚に押し付けるのは手柄を譲ることになってしまいます。





おすすめサイト



Copyright(c)2015 ワルから学ぶ言葉の裏に隠されたブラック心理 all rights reserved.
.