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■商談でいきなり切り込んできたら、冷静に仕切り直そう仕事で自分に有利にことを運ぼうとするとき、意識的に相手の虚を突く人がいます。あるいは、そうすることが自然に身に付いている人がいます。 たとえば、商談の結果をいきなり電話で伝えてくる。 それも、こちらが電話をとるなり、唐突に結果から切り込んでくる。「もしもし、この間の件ですが、まとまりませんねえ。あの条件では無理です。もうちょっと譲歩してくれないとダメです。」 こちらが、ほかの仕事のことで頭がいっぱいの時だったりしますと、うまく対応できないことがあります。朝一番、心の準備ができていないときを狙う策士もいます。そのため、あいまいに返事をしていますと、話しはドンドン相手のペースで進んでいく。これでは相手の思うツボす。 こういうとき、相手のペースに絶対乗せられてはいけません。 このように虚を突かれたときはどうすればよいのか。 いちばんいいのは、最初は、「はぁー、はぁー」と相づちだけしておいて受話器をいったん遠ざけ、しばらく聞かないようにして遠ざけ深呼吸をする。 そして、きっぱりと、「誠にすみませんが、いまとりこんでいます。 10分後に改めてこちらから電話をさせていただきます」といい、さっさと電話を切ってしまうのが良いです。 こうして、その間に冷静かつすみやかに頭を巡らし、対応策を整理してから、仕切り直しにすればよいのです。 そして、約束よりも早い時間に電話をします。 相手が電話に出るや、いきなり本論を持ち出し、「あの件ですが、こちらの条件はかくかくしかじかで、これ以上は譲れません」と切り出し、機先を制すればよいのです。こうして、主導権を握る。 いつも唐突に虚を突く方法で物事をすすめようとする人は、逆に同じことをされると、意外に受け身には弱いものです。 この方法で局面を転換すればよいでしょう。 |
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