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■「小さな貸し」の積み重ねで相手を調略しよう
深層心理において相手をたらしこむ方法のひとつが、つねに対人関係でポイントを積み重ねていくやり方です。
ポイントは、現金でもモノでよいですが、いちばん簡単な方法は、飲食をともにするときに、いつも自分が支払いを持つ。
年下や女性に対してはもちろんですが、同輩や先輩に対しても、そうします。
同輩や先輩に対して、毎回そうすると相手に失礼になりますが、それを避けるためには、安い支払いのときは相手に払わせ、高い勘定のときは自分で持つようにします。
相手がいぶかり、「この店、高いのに、ひとりで払ったら困るだろう」といったら、「いや、ギャンブルで儲けたからね。ばくちの儲けはひとりでつかわず、みんなでパーッとつかったほうがいいからね」などと、適当に返事をしておけばよいでしょう。
こういう関係を築きますと、相手は自然に負い目や引け目を感じますので、こちらが言うことを相手は何でも聞いてくれるようになります。
「小さなポイント稼ぎをコツコツと」
イザというときに備えた人たらしの術です。
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