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■ウソも誠心誠意にいえば迫真に迫って相手の心を打つ人をとりこむには、ウソをつくことも有効な要素のひとつです。 ただし、他愛のないウソ、罪がないウソをついても、なんら効力はありません。 小さなウソは、だれもが毎日、日常的についています。 自覚していないだけで、人は一日に平均で何百回もウソをついているというデータもあります。 人をたらすウソで有効なのは、思い切り大きなウソをつくこと。 詐欺事件が明るみになり、その詳細が分かりますと驚くことがあります。 詐欺師がきわめて単純なウソをつき、まんまと騙しているケースが多いからです。 こんなことに引っかかる人がいるのか、バカだねえと、人は笑いますが、単純で奇想天外なウソだからこそ、人はまんまといっぱい食わされるのです。 また、ウソの効用は、誠心誠意、ウソをつくと、だんだん真実味を帯びてくることにあります。 詐欺に遭った被害者が、「まさかウソとは思わなかった」ということがよくありますが、ウソも真に迫ると真実に近づきます。 真性のウソつきのなかには、自分がついているウソを本当だと信じている人がいますが、これを習うと良いでしょう。 じっさいの人と人とのやりとりにおいては、迫真のウソは真実と変わりないものです。 誠心誠意、ウソをつくと、ウソであっても相手の心を打ちます。 ウソも自信たっぷりに堂々と言えば真実になるものです。 そして何度も繰り返すうちに、歴史的な真実になります。 びくびくと小さなウソをつくから、人はそれを見破るのです。 もちろん、ウソで人を陥れれば、それは犯罪なのですが・・・・・ |
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