|
■しぐさを真似ると、一気に親近感がわく相性が合わないからといって、仕事での付き合いはやめるわけにはいきません。それにどうせなら、相手には、なかなか付き合いやすい相手だと、思ってもらえたほうが得です。 ★それには、相手のしぐさを真似て見せるのもいいでしょう。 気の合った仲間、恋人、夫婦などが向き合って会話を交わしているのを観察すると、カップを持つ手の動きや、髪をかきあげるしぐさなど、なんとなく似ているように感じるはずです。これは親しい者同士が、同じようなしぐさをしてしまうからです。 好きな人同士のしぐさを無意識のうちに似てしまうのですが、同じことを意図的にやれば、相手は気の合う仲間だと思ってしまいます。 ★初対面の相手と親しくなろうと思ったら、早速、相手のしぐさを追いかけるように真似します。すると、ターゲットの心はこちらに好意的に動き始めます。まだお互いをよく知らず、合うとも合わないとも決めかねる段階から、まるで旧知の仲間のような感覚を覚えるのです。 その感情がインプットされ、記憶として定着すれば、初対面から好感度の高かった人、という印象をつくることができます。 もちろん、これは初対面の相手以外にも使えます。 上司との関係を改善したければ、「信頼できるお気に入りの部下」のイメージを植え付ければいいです。タバコの吸い方や書類のめくり方を真似するなど、上司の癖を観察して、やりやすいものを模倣します。 気づいたとき気まぐれにやるだけでは、たいした効果は望めません。やるなら、継続して、相手にわかるように行うことです。ただし、わざとらしさは禁物です。さりげなく、尊敬のあまり似てきてしまったように装うといいでしょう。 ★こうしたしぐさの類似性を、心理学ではシンクロニー(同調性)と呼びます。シンクロにーの効果は、仕事ばかりか、恋人との仲を深めるのにも役立ちます。使わない手はないでしょう。 |
|
||||||||||||||||||||||||||
Copyright(c)2015 ワルから学ぶ言葉の裏に隠されたブラック心理 all rights reserved. |