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■すぐに返事を聞かず、気が変わるのを待つ★デートに誘ったが、相手の反応は今ひとつというときがありますが、こんなときは、その場で返事をもらわないのがコツです。 「今度、電話するから、そのときまでに考えておいてよ」 と言って、返事を強引に保留させてしまうのです。決して、はっきり「ノー」と言わせてはダメです。 否定的な感情は、時間が経てばやがて薄れてきます。どんなに嫌なことでも、時間とともに印象を失います。この「時間の魔法」をうまく利用すれば、正攻法では断られるデートの誘いにも、応じさせることが可能です。 映画に誘って、いい反応が得られないからと、 「すごくおもしろい映画なんだよ。ステキなレストランを見つけたんだ。おごるから」 などと言ったところで、相手の目には悪あがきにしか聞こえません。最初の段階で、「断ろう」と思った感情がはっきりと残っていますので、ごり押ししても、相手の返事はたいてい「ノー」でしょう。深追いすると、悪い印象を植え付けることになります。 ★だから、相手があわてて断ろうとしても、話を聞いてはダメです。「イエス」の感触がないなら、そのまま数日放っておくことです。 すると、相手の心の中では、最初に感じた「ノー」の気分が時間とともに少しずつ薄らぎ、同時に、映画を見たいような気分になったり、おごってもらえれば映画くらい付き合ってもいいかと思ったりと、あれこれと考える可能性があります。 さらに「断ったら相手に悪い」という感情があります。「やっぱり断ろう」と考えるたびに、その場面での気まずい雰囲気、重い沈黙をイメージして、罪悪感を覚えることになります。 また、人は自分に好意を持つ相手を、好きになる傾向があります。よほど嫌いな相手でない限り、自分に好意を示すような言葉をかけられると、つい喜んでしまうものです。 こちらから、もう一度、アプローチする日までの間、こうして相手は、こちらのことをあれこれ考えています。もちろん、それも狙いです。時間を与えておいたうえで再び誘えば、相手は勝手に、「この人は本気だったのだ」と解釈します。 こちらが真剣にアプローチしたわけでなくても、時間を置いたことで、「真剣だ」「本気だ」と思い込むのです。 これで半分成功したようなものです。たいしたエネルギーも使わずに、「イエス」の返事をもらうことができるわけです。 営業に行った場合なども、その場で返事をもらわず、保留することによって相手にあれこれ考えさせると成功することがあります。ぜひ、活用されてみてください。 |
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