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■ブランド品を勝負服にするようなら大物にはなれないせっかくいい時計を買って、いいスーツを作っても、それをなかなか身につけようとしない人がいます。理由は「もったいないから」。 これは大切な商談のときに着るスーツで、普段から着るのは「もたったいない」。そうやって、勝負服にしてしまうのです。 しかし、いいスーツだからこそ普段から着るべきなのです。普段から着ないことのほうが何倍も「もったいない行為」です。 まず、ブランド品はいつも身につけておいてこそ効力を発揮するのです。 そして、いざというときにだけそのスーツを着ても、なんとなく居心地が悪いのです。特にスーツや革靴は、ある程度着こなしてこそ、ようやく自分の体に馴染んでいきます。そして体に馴染んでいない高級スーツを着ていると、いかにもスーツに「着られている」感じになってしまうのです。 演劇でも、普段はスポーツウェアなどの動きやすい服装で練習していますが、本番の直前になると、実際の衣装を着てリハーサルを行います。 これをお芝居の世界では「ドレスリハーサル」と呼びます。 このドレスリハーサルをやっておかないと、いざ本番で衣装を着たときに落ち着かなくなります。 そしてセリフを忘れてしまったり、動きを忘れてしまったりと、さまざまなミスをしてしまうのです。 高級スーツや靴を買ったら、まずは「ドレスリハーサル」をしましょう。 特にビジネスマンだけでなく、就職活動中の学生たちにも知っておいてほしいことです。 リクルートスーツを着た学生たちは、遠目から見てもすぐにわかるくらい浮いています。これは彼らがしっかりと「トレスリハーサル」をしていないからです。 まず、リクルートスーツを借ったら、一週間でいいから家の中でもコンビニに行くのでもずっとスーツとネクタイで過ごすようにします。もちろん外に出るときは、革靴を履いていきます。 たったこれだけで、スーツが体に馴染み、あのリクルートスーツ特有の浮きまくった不自然さはなくなるはずです。 そして面接のときにも、「おっ、この学生は着慣れていて洗練された雰囲気があるな」と好印象を持ってもらえるです。 |
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