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■名刺交換は、「トーナメントの一回戦」と心得よういま周囲からダメ社員の烙印を押されている人たちは、みな組織内でのスタートダッシュで失敗しています。そしてスタートダッシュが大切なのは、なにも組織内での出世にかぎった話ではなく、一対一の人間関係でも同じです。 自分の経験に照らし合わせてみるとわかるでしょうが、大物は第一印象からすでに大物っぽい雰囲気を漂わせ、相手を飲み込んでしまいます。 出会いがしらの第一印象で強烈なインパクトを与えてこそ、大物であり、大物は一対一の人間関係においても、トーナメント戦を制しているのです。 その意味でいうと、初対面の人と会うときは、最初の1分が大切です。 最初の1分でどれだけ自分の大物感をアピールするか。そして、いかにして相手を飲み込んでしまうか。これはトーナメントの一回戦なのです。ここでうまく勝ち抜けば、次の二回戦や三回戦もラクに勝ち進むことができます。 そしてビジネスマンにとって「最初の1分間」における最大のイベントといえば、名刺交換でしょう。 あくまでもスマートに、そして堂々と名刺を差し出す。 さらに、いつもよりも少し大きめの声で「○○社の××と申します。よろしくお願いいたします」と滑舌よく挨拶します。できれば、相手の目をじっと見据えたままやるのがベストです。 名刺ケースも、近所の文具店で売っているような安物ではなく、黒やダークブラウン系で重厚感のある本革製のものがいいでしょう。 小さいことのようですが、名刺交換の場でどれだけ機先を制するかが、その後の「この人は大物だ」「この人には勝てない」という印象を決定づけるのです。 若いビジネスマンは、とりあえず嫌われまいとして名刺交換のとき必要以上にへりくだってしまうことが多くなります。 確かに、ペコペコしていれば嫌われることはないかもしれませんが、それでは一目置かれることもないし、いつまでたっても大物にはなれないのです。 名刺交換というファーストコンタクトを制することができれば、その後の商談や打ち合わせも常にあなたが優位的な立場で進めていくことができます。 |
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