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スーツの色でも大物感を演出できる

スーツ選びにおいて、素材はウールがベストですが、それでは、スーツの色はどうなんでしょう。

アメリカでイメージ・コンサルタントとして活躍しているシェリー・メイソネイブは、著書『Casual Power』の中で、力を感じさせる色や服装に関して、次のようなアドバイスをしています。



★ パワーを高める組み合わせ
ブルーのシャツとネイビーのジャケット。深みのある青は信頼感を高める

★ パワーを高める色
黒、ダークブラウン、緑

★ パワーカラーの順位
@黒、Aネイビー、Bダークグレイ、Cブラウン

★ 「直線」はパワーと結びついている
男性のビジネススタイルは直線の原理に基づいている(スーツやネクタイ)

★ 腕時計はシルバー
ゴールドは成金趣味を感じさせ逆効果

色に関しては書いてあるとおりですが、直線の原理について簡単に補足説明しておくと、もともと直線とは強さを感じさせるラインであり、男性的な象徴です。一方、曲線は優しさを感じさせるラインで、女性的な象徴となります。

そのため、スーツやネクタイも直線的なデザインになっているのですが、これは洋服だけでなく、持ち物や小道具についても同じことが言えるでしょう。

たとえば、フォルクスワーゲンのように丸みを帯びたデザインの自動車は、かわいらしくありますがパワーを感じさせるものではありません。一方、キャでラックのような直線のみで構成されたデザインの車はパワーを感じさせます。

あるいは、携帯電話も丸みを帯びたデザインのものより、直線的なデザインの機種を選ぶべきです。特に、色がブラックだとさらに強くなります。

ブラックの力強さをはっきり示しているのが、ニュージーランドのラグビーチーム、オールブラックスです。その名のとおり全身黒で固めたユニフォーム姿は、見ているだけで強力なパワーを感じさせ、相手の戦意をくじきます。

ちなみにサッカーでは、黒は審判の色となっています。そのため、ユニフォームに黒を使うことは許されていません。おそらくは別の理由があって決められた制度でしょうが、審判に絶対的な力を与える効果があることは間違いありません。





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