|
■一芸に秀でた人」は非常識な人が多い芸能界やプロスポーツ界のスーパースターは、子どもや若者の羨望の的ですが、一芸に秀でているだけで、年間何億、という大金を手にできます。 職業としても若い者の憧れです。 こういう一芸に秀でたスーパースターは、一般大衆から好意的に見られます。 ちょっと微笑んだだけで、いい人と見られるし、趣味を披露すれば、多彩な才能の持ち主ということになってしまいます。 ところが、一芸に秀でた人ほどやっかいで、人間的にも信用できない場合があります。 というのは、とことん一芸に秀でた人というのは、その一芸以外は並以下、ふつうの人よりはるかに劣っている場合が多いからです。 たとえば、大女優などは家事などあまりしないもの。 スーパーに買い物に行って、料理をして、選択をしてという、主婦にとっては当然のことをしないから、生活にリアルティーがないのです。 当然、感覚は庶民とずれていきます。 大女優にふさわしい生活をしてきたのだから、庶民として生きる知恵も努力も必要がなかったはずです。 そういう人に、世間と同じ常識を求めても無意味というものです。 最近は人生相談に芸能人がコメンテーターとして出演するテレビ番組が多いですが、悪い冗談としか思えません。 彼らは皆、普通人ではありません。 タレントとしてはすぐれているかもしれませんが、庶民的な常識や感情は欠落していることが多いものです。 この道ひと筋何十年という職人にも厄介な人がいます。 こういう人には、「素晴らしい芸ですね、巧みの技ですね」と、遠巻きに称賛しているのが無難で、個人的に付き合ったら耐えられないし、とんでもないことになる場合もあるでしょう。 裏返して言うと、他人の目や気持ちを気にするような人には、その道を極めることはむずかしいとわかるでしょう。 |
|
||||||||||||||||||||||||||
Copyright(c)2015 ワルから学ぶ言葉の裏に隠されたブラック心理 all rights reserved. |