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■好きなだけ自慢話をさせてあげる取引先の人間や上司との雑談は、相手に取り入る絶好のチャンスです。 ★重要なのは、もちろん気に入られることです。そのためには、相手の趣味などに話題を振って、好きなようにしゃべらせてあげればいいのです。 まだ相手のバックグラウンドがよくわからないうちは、自分に向けられた質問を糸口にします。相手もこちらを品定めしている最中ですから、あれこれ聞いてくるでしょう。 「君、趣味は?」 といった具合の問いかけです。 そこで、すかさず、「なかなか時間がなくて・・・・」とごまかしながら、 「○○さんは、いかがですか?」と切り替えします。 「いやあ、ずっとゴルフにのめり込んでいてね」 などと答えが返ってきたら、しめたものです。うまく先を促せば、延々とゴルフ自慢が続くでしょう。 後は熱心に聞いているふりをし、相槌を打っていればいいです。どんなにつまらなくても、表面はにこやかにしていることです。さらに、時々さりげなく持ち上げて見せれば、自分の独断場だと気をよくした相手は、得意になって話をするものです。 こうやって、聞き上手だという印象を相手に植え付け、個人的な話を披露させて、こちらに親近感を持たせるのです。 唐突に 「君、ゴルフはするの?」 と聞かれたときも、同様です。 「興味はあるのですが、チャンスがなくて。よろしければ今度ご指導ください」 などと持ち上げてから、相手の話へ持っていく。そんな質問をするのは、自分が自慢話をしたいからに決まっています。こちらの様子をうかがう素振りだけ見せて、本当は自分が話をしたいのです。 また、趣味を聞かれたからといって、正直に答えればいいというものではありません。相手は年齢や地位、性格も違えば、興味の対象もまるで違っています。 たとえば、ゴルフしか頭にない相手に、サッカーの魅力を熱く語ったところで意味はありません。それどころか、自分の価値基準におさまりきらないからと、変わり者扱いする人もいますので要注意です。 商談が一区切りついたからと、気を緩めるのは大間違いで、戦闘体勢を崩さず、相手をいい気持ちにさせて、取り入ることです。 |
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