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上司の悪口を言わせて、情報収集をする


群れるのが好きな人間は、他人のウワサ話を好みます。たいした仕事をしなくても「ストレスがたまった」と言っては飲みに行き、上司の悪口をぶちまけて溜飲をさげ、じつに非生産的で、面白くありません。

★しかし、こういう連中のまき散らす悪評には、案外使えるネタが転がっています。酔いが回るにつれ、日頃は堅かった口も緩み、封印されていた事実まで明るみに出ます。



大切な自分の時間はつぶれますが、それで付き合いを悪くしていては、絶対に損になります。仕事帰りの飲み会は貴重な情報収集の場でもあります。

言うまでもなく、情報は武器です。

★常日頃からためこんでおけば、いざというときに役に立ちます。不覚にも苦境に立たされたときは、相手の弱みをつく武器になります。

昼休みや残業をしているときの雑談も同じです。まわりに上司がいないと、せきを切ったように不平不満が噴出することがあります。誰が何をして、周囲がどう思っているのかを知ることができます。

ただし、こういう同僚とつるんで悪口に熱中したりしてはいけません。たまたま上司が通りかかったり、上司の手先が聞き耳を立てていたりする可能性もあります。大切な自分の身だけは確実に守りつつ、しゃべりたいヤツには吐かせるだけ吐かせるのです。

堅物の中には、「上司の悪口はよくない」「あの人は立派な人だよ」などと弁護する人間もいますが、それでは仲間内からつまはじきにされるだけです。
そこで便利に使えるのが、合いの手です。
「それで、どうなったはてな」
「それから?」
「へえ」
などと、適当に応じていればいいでしょう。話の内容を否定も肯定もしない、中立的であいまいな言葉を間に挟むのです。まわりの連中は、こちらが仲間の一人として興味を持って聞いていると思い込みます。

一言も発しないで聞き耳を立てるばかりでは、仲間とみなされず、警戒の目で見られます。「ノリの悪いヤツ」「何を考えているのかわからない」などと、今度は自分のことを陰で言われることがあります。

悪口の途中で、「おまえはどう思う?」と聞かれた場合は、あいまいな返事にとどめることです。「個性的な人だよね」「う〜ん、なんとも言えないな」といった答え方なら、肯定にも否定にもならないでしょう。

一匹狼のワルも、必要に応じて羊の皮をかぶり、群れの中に潜入します。派閥争いや同僚同士の敵対関係が激化したときも、同じ戦術で立ち回るといいでしょう。





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