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会議を思い通りに進める空間の心理効果

どのくらいの広さや部屋で会議を行うかによって、話し合いの雰囲気はかなり影響されますといわれていますので、ここでは、空間が影響を与える心理効果について、ご紹介しましょう。

■空間が心理効果に影響を与える実験事例

10人前後で話し合う際、大きくゆったりした部屋を使用する場合と、狭くて込み入った部屋を使用する場合とでは、同じ構成メンバーでも会議自体が違ってくるといわれ、結論も変わるといわれています。

実際、模擬裁判を使ったある実験によれば、女性だけで構成された陪審員グループの場合、大きい部屋より小さい部屋で審議したほうが厳しくない判断が下されました。

一方、男性だけのグループの場合、逆に小さな部屋で審議したほうが、判断が厳しくなったといいます。

このように、部屋の込み具合が話し合いを左右することがあるのです。

この実験では、女性グループでは小さな部屋のほうがお互いなごやかで快適だったという回答が、逆に男性グループでは大きなほうがなごやかな雰囲気だったというのです。
ちなみに、男女混合グループでは、このような差異は認められていません。



■大きな部屋と小さな部屋の心理効果を活用

@ 狭い部屋になると話し合いも攻撃的になる


一般に、男性が集まって小さな部屋で話し合うと、互いに攻撃的になり、競争し合うようになるといわれます。

ですから、ホンネを出して活発な議論をするためには、少し狭い部屋をしようしたほうがいいといえます。

A 形式的な会議にしたいのなら、大きな部屋で

一方、会議を形式的に終わらせたいケースでは、出席者の人数に対して、やや広めの部屋を使うほうがいいでしょう。

ゆったりと快適な気分になると対立的な感情が起こりにくくなり、なごやかな雰囲気のまま会議が進むと思われます。

あなたが主催者で、自分の思惑どおりに会議を進めたい場合には、空間がゆったりとした感じの部屋のほうが効果大なのです。





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