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■人と本音でつき合ったら、人間関係は破綻する他人とは本気で付き合えば、相手も胸襟を開いてくれる。 そうすれば、人間関係が豊かになると、生き方の本や人生訓には、かならず登場するフレーズですね。 人と本気で付き合ったらどうなるのか。 たいていの人は若い頃経験しているだろう。 親友とは、いつか仲違いするものです。 そういう経験を経て、社会に出ると、そこでは人はお互いに本音を包み隠して付き合っています。 本音を言っていては、組織や社会が立ちゆかなくなるからです。 「A課長、いつも顔が脂ぎっていて、近づくのも嫌だわ」 「B子は素直だけれど、ぶさいくだから、他の部署に異動させたい」 などと、みなそれぞれ、お互いのことについて一物もっていますが、それを口に出していったらどうなるでしょうか。 本音を言うということは、思ったままを口にするということです。 長年連れ添った夫婦だって、ストレートに本音を言ったら大喧嘩になってしまうでしょう。 「おまえ、ほかに男なんかできそうにないから、結婚してやったんだぜ」夫がいうと、「なにいってんのよ。わたしのほうこそ、誰もあなたみたいな男と結婚する物好きはいないから、結婚してあげたんじゃない。その恩も知らないから、これからも浮気するに違いないわ」。 本音を言っているようでいて、じつはオブラートに包んでいうのが思いやりというもので、本音でダイレクトに言っていたら、どんな人間関係も成り立つものじゃありません。 |
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