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■大物は徹夜をしてまで働くようなことはしないビジネスマンの中には「自分がいかに寝ていないか」を自慢する人がいます。「昨日も会社に泊まっちゃったよ」 「また終電なくなっちゃったよ」 「今日も朝まで飲んで寝ないで来ちゃった」 といったことを、どこか自慢げに話すのです。 おそらく、自分はそれだけ忙しいんだ、それだけタフなんだとアピールしたいのでしょうが、大物たるもの、間違ってもこんな人間になってはいけません。 理由は簡単で、睡眠不足だと精神的な余裕がなくなってしまうからです。 そのため大物にとって大切な「何ごとにも動じない」というポーズがとれかず、ほんの些細なことにイライラするようになるのです。 サンホセ州立大学の調査によりますと、睡眠時間の短い人ほど競争的で、他人と衝突しがちな傾向にあることがわかっています。また同じ調査では、睡眠不足の人ほど心臓病にかかる危険性が高いというデータも出ています。 反対に、睡眠時間の長い人は伝統的な考えにとらわれず、創造的な仕事をするという傾向にあることがわかっています。 なぜか最近イライラする、なぜか最近余裕がないという人は、まずは自分の睡眠時間をチェックしてみることです。気づかないうちに睡眠時間が減っていて、心が荒んで無意味に他人と衝突しているかもしれません。 そして、どうしても忙しくて徹夜をしたときには、意識して他人に優しく接することです。おそらく、優しすぎるくらいの心構えでいて、ようやく通常レベルの対人コミュニケーションがとれる程度でしょう。本来、大物は、もっとどっしり構えておかなければならないのです。 また、大物と「忙しくて徹夜」というのは、イメージ的にも結びつきにくいです。 大物ならばやるべき仕事はさっさと終わらせて、なるべく定時に帰ってしまうくらいでないと「噂」や「伝説」は広まらないものです。 ついでに指摘しておくと、徹夜明けで目の下にクマをつくってゲッソリしている姿も、大物には似つかわしくありません。 大物は軽く日焼けをして、マッチョで健康的なイメージがあるくらいがちょうどいいのです。見せかけだけの忙しさに酔うことなく、自分の大物感をアピールする術を考えるようにしましょう。 |
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