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■大物はあえて時代の流れに逆行するのもテクニック簡単な大物のアピール法として、メインストリートにあるものを否定する。というテクニックを覚えておくといいでしょう。たとえば、周囲がハリー・ポッターの話で盛り上がっていれば、「でも、ハリー・ポッターのテーマって、10年くらい古くないか?」と言ってみます。 世の中がグローバルスタンダードに流れている中で、あえて「いまこそ日本式経営の長所が再評価されるべきなんだよ」と主張します。 その世界で大家とされるような人を「でも、ドラッカーの経営理論って矛盾が多いと思わないか?」と否定してみます。 デジタルカメラ全盛の時代に、わざわざ銀塩の一眼レフカメラを使う。 あるいはいっそ、会社から与えられた以外の携帯電話、つまりプライベート用の携帯電話は持たない。もったとしても、メールは使わない。 こうやって、あえて時代の流れに逆行することによって、周囲から「あいつはなにかが違う。大物だ」と思わせるのです。 このテクニックの最大のメリットは、周囲の誰も攻撃せず、誰も傷つけずにすむ、という点にあります。 だから、仮に携帯電話を使わないとしても「携帯メールを使うヤツなんてバカだよ」などとは言わず、あっさりと「必要ないから」とでも言っておきましょう。 こうすれば周囲の誰も気分を害することなく、一目おいてくれるはずです。 実際の話、大物は流行に執着せず、ブームに踊らされるようなこともありません。 なにしろ「自分を中心に世界が回っている」のが大物なのです。ホイホイとブームに乗っているようでは、いつまでも小物なのです。 もうひとつ、意見の衝突を利用した、とっておきのテクニックを紹介しましょう。 それは「一度意見をふっかけて、反論されたら納得してみせる」というテクニックです。 たとえば、上司に「昨年の同月売り上げから考えて、来月の売り上げ目標はこうするべきではないですか?」などと適当に意見をします。 そして上司から「違う、これこれこういう理由で、来月の売り上げ目標はこう設定しているんだ」と反論が返ってきたら、心から納得した様子で「なるほど、そういうことだったんですか!」と同意します。 こうすれば、上司の満足感を高め、しかも「あいつはなかなか筋がいい」と認めてもらうことができるのです。 高度なテクニックではありますが、一度試してみるといいでしょう。 |
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