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■「忙しい」が口癖の人は、スタンドプレーの名手会社の中には、「忙しい」とか、「がんばるぞ」というセリフを連発する人がかならずいますよね。 「あぁ忙しい、忙しい」と、他人に聞こえるようにいいながら、課内を行ったり来たりしている。あるいは、席に着いたまま、両手を大きく上に上げて、「がんばるぞ」とひとりでいったりしている人がいるものです。 スタンドプレーにちがいはありませんが、他人から見たら無意味としか思えないことを、なぜするのか。 その深層心理を探ってみますと、こういうタイプには、本質的にまともに努力して成果を上げようとする考え方の持ち主は少ないようです。 要するに、要領よく立ち回って評価されたいので、ひたすら、スタンドプレーに励む。 組織や集団というものは不思議なもので、いくら真面目にコツコツと励み、いい仕事をしても、地味でおとなしい人は実力ほどには評価されないことがあります。 それに比べ、たいして仕事をしていなくても、「頑張るぞー」と口に出して言い、明るく目立つように振る舞う人のほうが上司から評価されるものです。 こういうかけ声だけの忙しい忙しいを連発する人も、よく観察していると、ほんとうに尻に火がつき、一生懸命にやらざるを得ない状況に置かれると、「忙しい」といって課内を走り回ったり、「頑張るぞぉー」と大声で言ったりしないものです。 だから、「忙しい」とか、「がんばるぞぉ-」というときにかぎって、暇で、やる気もないことが簡単に見て取れるのです。 こういうタイプの人が、「忙しい、忙しい」と言いながら課内を忙しく動き回っていたら、たとえば、「オフィスでジョギングは止めてください」と、はっきり言ってやればよいのです。 いきなりツッこまれた相手は、あせって、「ジョギングなんかじゃないよ」というでしょうが、「へぇ-ジョギングみたいな仕事ですね」 と、大ボケのツッこみをしてやると、とどめが刺せるでしょう。 |
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