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■不平不満分子は役割を持たせて有能な会社人間に変えよう幼稚園時代は甘えん坊だった子どもが、小学校に入ると突然、しっかりしてくることがありますね。 あるいは、一年生のうちは、わがまま放題だった生徒が、下級生が入学してくると、面倒見のいい上級生になったりします。 これは小学生とか上級生という役割を与えられたことで、子どもなりに、それにふさわしい態度をとろうとするためです。 もちろん、これは大人にもある話で、若くして会社を継いだ青年が、最初は学生のように頼りなかったのに、社長と毎日呼ばれるうちに、いつしか貫禄も備わり、実力もついてくることがあります。 こうした役割意識をうまく利用すれば、他者の行動をコントロールすることも可能です。 たとえば、部署の中に不満ばかり言っている部下がいるとき、あえて彼をまとめ役にします。 すると、彼はまとめ役という役割に縛られて、自分から組織の和を乱すような言論は、慎まざるを得なくなります。 あるいは、団体行動のときに遅刻する人間に幹事を任せる。 役割を持たせることで、不平不満分子をうまくコントロールできます。 そればかりか、その部下が自らの至らなさに気づいて成長し、あなたを支える有能な部下になることだってあります。 |
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