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■相手の態度によって臨機応変に自分の対応も変えよう誰に対しても同じ態度で接する人が、心ある誠実な人間であることは間違いないでしょうが、そんなことをしていたら、現実社会では、被害に遭うだけです。 たとえば、平気でうそをついたり、自分のミスを強引に他人に転嫁するような人を相手に、誠実に対応していると、どうなるか。 そういう人は、相手の誠意や人の良さにつけこむのに長けているから、そのためのスキをわざわざ与えるようなものです。 相手はこちらを甘く見るだけで、相手の思うツボにはまってしまいます。 では、どう対応すれば良いのだろうか。 そういうタイプの人に対しては、外国人がよく両手を広げるような仕草をして、「そんなバカな、何、バカいってるんだ」というあからさまに見下した態度で接すると良いでしょう。 下手に出ず、高圧的な態度で接するほうが賢明です。 そうすれば、相手もこちらを甘く見なくなります。 一般的に、他人に対しては、腰を低くして接することが良いといわれていますが、それは相手によります。 仕事の関係でも必要以上に下手に出ないほうがいい場合もあります。というのは、下手に出ますと、腰の低い人だと尊敬してくれる人もいますが、そういう人だけとは限りません。 世の中は、つねに他人より優位に立ちたいと思う人、あるいは、他人が下手に出たのを自分のほうが偉いと錯覚する人のほうが圧倒的に多いからです。 愚かな人に対して下手に出ますと、軽んじられるだけですよ。 やさしさのつもりで、幼稚園の子どもに対して下手に出ますと、バカにされることもあります。 だから、尊敬できる人や尊敬しなければいけない人に対しては、相手を敬い、つねに腰を低くしていれば良いですが、そうでない人に対しては、場合によっては高圧的に接することも必要です。 相手によって態度を変えるほうが、賢明な対応といえるでしょう。 |
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