コンテンツ

情報が豊富なお局様を大切にする


いわゆるお局様(おつぼねさま)は、ワルの強い見方です。彼女たちは、途方もない量の社内情報を握っています。うまく利用すれば、無尽蔵に宝を掘り出してきます。

女性の社会進出が進んだとはいえ、寿退社を夢見る女性も、それを当然と見る男も、まだまだ多いです。だからこそ、お局様が新人の女性に厳しく当たり、小言ばかり言ったりすると、うとましく思われます。

ですが、現実には、お局様と呼ばれるからには在職期間が長く、会社の内部事情にも、仕事のやり方にも精通しています。目先のことばかり見ている連中は、それに気づかないから彼女を厄介者扱いし、結果的にお局様は、孤立してしまうのです。



★つまり、情報が欲しいワルには、理想的な条件がそろっています。うまく取り入って、適当な話し相手ができたと思わせるのです。あとは放っておいても貴重な情報が流れてくるでしょう。

お局様といわれる女性たちは、キャリアが長いだけに裏情報や封印された過去の出来事をよく知っています。

たとえば、総務課長は人事課長と争って、受付嬢を妻にしたとか、営業第三課の課長は、企画課長と新製品の発表会のことで大ゲンカしたことがある、といったことです。うまく話を持っていけば、自分の入社前の出来事でも知ることができます。

また、あの部長は紅茶好きで、自分でブレンドティーを作っている。○○さんは学生時代にバンドをやっていたなどなど。趣味についても詳しいでしょう。将来、その本人をうまく操縦したいときに、こうした個人情報は武器になります。

★ただし、情報目当てに近づいたことは、決して悟られてはダメです。
まずは、感じのいい挨拶を欠かさず、仕事の接点ができたら丁寧に礼を言うなど、好印象を与えます。それから、さりげなく言葉をかける機会を増やし、やはりさりげなく接近していく。相手に親しみを感じさせ、打ち解けさせるのです。

お局様は、敬遠されがちな存在なので、ちょっと親しみをこめた態度を取れば喜び、表に出さなくても、少しずつ警戒を解いて、打ち明け話をするようになるはずです。
とはいえ、あまり接近しすぎて、男女の仲だというウワサになっては面倒です。お局様がそんな気を示し始めたら、二人きりで会うのは避けることです。誘われたら、友人を同行するなどして、デートという印象を払拭することです。

それでも何か言う人がいたら、「光栄だなあ」と笑い飛ばし、「でも、残念ながらハズレです」ときっぱりと否定するのが正解です。





おすすめサイト



Copyright(c)2015 ワルから学ぶ言葉の裏に隠されたブラック心理 all rights reserved.
.