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別れ話には「俺も別れたかった」と、相手を動揺させる


恋人から突然別れ話を切り出されても、ワルは冷静です。狼狽していることを悟られては負けです。

まずは、駆け引きの主導権を握り、不利な立場から抜け出す必要があります。ショックを受けたことなどおくびにも出さず、ここ一番の勝負に出ます。
★「じつは、俺も別れたかったんだ」と告白してやるのだ。これで一瞬にして空気が変わるはずです。



いくら相手を手放したくなくても、「別れたくない」「考え直してくれ」などと言うのは賢くありません。別れを食い止めようとすればするほど、相手は、「別れたい」という気持ちを募らせます。

みっともなくすがりつくと、女性はさらに気持ちが冷めるでしょう。そして、「あんなに嫌な男だったのだから、仕方がなかった」と、実際以上に「嫌な男だった」という記憶が残ってしまいます。

別れた女に悪く言われるようでは、自分のメンツが立たないし、よりを戻す可能性も消えます。ほかの男と結局うまくいかなかっても、嫌な男のもとには戻ってこないでしょう。

その点、「俺も別れたかった」と告げれば、相手の立場を突き崩すことができます。「別れたい」と言い出して優位に立ったはずが、突然の事態に女性は戸惑い、驚くでしょう。愛されていると思いが強ければ、衝撃はそれだけ強い区なります。

信じていたことが否定された相手は、不安になって理由を尋ねてくる。形勢を逆転されて、立場が弱くなるのです。
そうなると、相手の「別れたい」という気持ちが、揺らぎ始めるかもしれません。そこにつけ込んで、うまく話しをまとめてしまえばいいでしょう。

「お互い、気持ちにすれ違いがあったのかもしれないね。それがわかったのなら、もう一度やり直せないかな」
こうして、さらに揺さぶりをかける。別れると言っておいて、気持ちを変えるのは、珍しいことではありません。

たとえ、別れる決意が変わらなくても、後々有利です。
「お互い気持ちがすれ違っちゃったんだから、仕方ないね。でも、別れても友達と思ってるから、何かあれば相談に乗るよ」
とでも言うといいでしょう。別れ際だからこそ、相手は好印象を持ちます。ほかで手痛い思いをしたときに、戻ってくる可能性が高まるわけです。

これは、恋愛に限った話ではありません。
たとえば、訪問セールスで「いらない」という相手にしつこく迫れば、相手はその商品を「いらない」という気持ちをますます強くするでしょう。再びたずねても、ドアを開けないに違いありません。

一方、「そうですか、じゃあ、必要になったときにはよろしく」とあっさり引き下がれば印象がよく、嫌われることはありません。後でそれを買わせるチャンスも出てくるというものです。





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