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自分とよく似た人を嫌だなと思ってしまうのはなぜ




「類は友を呼ぶ」と言われるように、同じような思想や考え方を持った人は自然と親しくなるものですが、これは自分の考え方が良いと思っている場合だけです。逆に自分の嫌な面を持った人同士は強い嫌悪感を抱いてしまうことがあります。

★心理学では「同属嫌悪」と呼ばれています。

『人のふり見て我がふり直せ』という言葉がありますが、相手の態度や行動を見て嫌悪感を抱くことがあるのではないでしょうか。
全く自分とは違うタイプの人間とは、理解しようと思ってもなかなか通じ合わないものです。

正直者が嘘つきを嫌うようなものです。

しかし、嫌悪感を抱くのは全く違うタイプの人間だけとは限りません。
自分と仲の良いいつも一緒にいる友だちや仲間でもそれは起こり得ます。

仲が良い人は、自分にどこか似たところを持っているものですが、それでもある部分だけは我慢できないとか、どうしても許せないという部分はありませんか?

大嫌いとまではいかなくても、ムっとする部分の一つや二つあるのではないでしょうか。
実はそれは、自分が持っていて、人に見せたくない嫌な部分が相手を通して見えているからかもしれません。

しかしそういった部分は自分自身も気づかないうちに心の奥にしまっていることが多いため、自分の嫌な部分と言っても信じられないかもしれません。

もし仲の良い相手に嫌な部分が見えたら、自分はそういった部分がないか気を付ける必要があります。

友だちでなくても、例えば同じアイドルを好きなファン同士でも同じようなことが起きることがあります。
アイドルのうちわを持ったりアイドルの服を着たりすることは、他の人から白い目で見られることがあります。

そのため、実は恥かしさやコンプレックスがあった場合、ライブでファン同士が集まると同じような人を見て自分のコンプレックスを見せつけられている気がして嫌悪感を抱くことがあります。

★人の嫌なところを見つけて不快感や嫌悪感を抱いたら、「もしかしたら、その原因は自分にあるのかも・・・・」と考えてみるのもいいでしょう。





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