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話がまとまらないときの、場面転換の心理法則

もはや言うべきことはお互いに言い尽くしたにもかかわらず、何の進展も見られない交渉の場合、何か打開策はあるのでしょうか。

膠着状態が続き、出せるものは出し尽くして、打つ手がなくなります。

相手はといえば、ダレ気味で、タバコをふかしたり、コーヒーを飲むばかり・・・。こんな悪循環に陥ったら、思い切った場面転換をする必要があります。



■交渉・説得の場所を変えてみる

いわゆる「河岸を変える」わけです。一軒目の店で雰囲気にも慣れてしまい、新しい刺激を求めて店を変えると、もう飲めないと思ったお酒も飲めるものです。すると、途切れがちだった会話も再スタートし、新鮮な気持ちで時を過ごせます。

@ 会議室から喫茶店へ場所へ場面転換

これは交渉でも同じことで、会議室から喫茶店などに移ってみると、気持ちが一新して新たな局面が見えてきます。

この場面転換は、かなり極端に行うほうが効果的です。

A 狭い部屋から広い屋外、静かなところから喧騒な場所などへ場面転換

狭い部屋から広い屋外へ、静かなところから喧騒のなかへ。向き合っていたなら、カウンターしかない店に行って並んで座ってみる。

隣り合った身体を寄せ合えば、タッチングの効果も生まれ、気持ちも通じやすくなります。

B 場所の移動中も場面転換に効果

この場面転換は副産物を生みます。つまり、場所を変えるためには移動しなければなりません。

移動中というのは、席に座っているときとはまた違った場面です。
移動そのものが場面転換になるのです。

タクシーや電車のなか、また歩きながらの話は、今までと違った雰囲気をつくります。

それに、移動中は外からの刺激がたくさん入りますから、話題も出やすく、交渉に詰まったときの息苦しさはなくなります。

C 行きつけの場所への移動も気分一新効果

さて、相手の行きつけの店に行って、思う存分楽しんでもらうのも手です。
相手のホームグラウンドであれば、堅くなっていた気分もほぐれて警戒心が取り除かれるので、平行線に陥っていた状況を解決する糸口が見えてくるものです。





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